人生100年時代にむけた育児計画@育児休業パパ

40代の医療関係の仕事をしているADHDのパパ、ASDのママ、そしてHSCの長女(3歳)と期待の新人(次女0歳)が今後の100年時代を生き抜くためのアイデアや育児計画を検討していきます。晩婚化や男性の育児休暇も重要視される中、このワークライフアンバランスなブログがどこまで参考になるかわかりませんが突き進んでいこうと思います。娘たちが結婚することには後期高齢者になっていそう・・。そのためアクティブな後期高齢者になるための人生計画を立てていきます。

【科学的検証】認知症にならない生活とは?ハイブリッド高齢者になる方法

人生の質を維持しながら生きていくためには、どれだけ健康的に生きていけるか?

これは当たり前だけど、奥が深いテーマでもある。

長生きすることができるようになったとしても、認知機能の異常をきたしてしまうと、せっかくの自由に満ちあふれたセカンドライフが元も子もなくなってしまう。

70歳で認知機能が低下し、特別老人ホームで100歳を迎えるなんてだれも希望しないだろう。だれもが健康で色々な事にチャレンジしていく脳をほしがるはずだ。

 

つまり、「中年から高齢者の認知機能をいかにして保つか?」

これは人生100年時代を生きていく上で重要な概念になってくる。

 

過去記事でも認知機能の改善が重要であることを述べている。

このテーマは今後も追求していきたい内容の一つだ。

 

今回は老後の「趣味」について取り上げたいと思う。

老後にどのような趣味を持ち、脳に刺激を与えていくかも重要な要素になる。

 

皆さんは老後、経済的にも時間的にもフリーになったら何をしたいですか?

 

実は私はゲームなんです。私の青春時代はゲームで成り立ってました(笑)。

老後のフリーになったときにやっておきたいゲームリストを作ってるくらいだからw

 

そんな私やゲーマーの皆様に朗報!ゲームは認知機能の維持に寄与するという報告が、

Neurologyの7月号に掲載されました。(※インパクトファクターは8.6あたり)

f:id:takatakagogo:20190817104656p:plain

これはアメリカのメイヨークリニックという施設から報告された物です。

大規模な観察研究の結果が開示されています。

加齢は認知機能低下のリスクファクターとなっている。この論文ではその前駆兆候を「軽度認知障害」と呼んでいる。常に脳の刺激を与えることでこの軽度認知障害のリスクを下げることができる可能性を示唆している。この手段の一つにゲームが挙げられている。(ただしビデオゲームだけでは無く広範な意味でのゲームも含むようだ)

 

この論文によると、70歳以上の男女2000名を対象にして行われており、研究スタート時点では認知機能障害の無い状態であることを確認している。

中年期を50~65歳、高齢期を65歳以上と定義している。

これらの人々に普段脳を刺激する活動は何か?を質問し回答を得ている。

(読書、パソコン、社会活動、創作活動、ゲーム)の5つの項目だ。

これを5年にわたり15ヶ月に1回の頻度で思考力と記憶力を確認しているという・・

なんとも遠大な研究である。

この試験実施中に、532名が軽度認知障害を発症していたとの事だ。

結果だが、下図は軽度認知障害のリスク軽減にどの刺激活動が寄与していたかについて調べている。例えば、最初のmidlife,not late lifeの項目では、中年期においてパソコンを使っていた人は使っていなかった人に比べてリスクを軽減していたと言う見方になる。真ん中の1の点線の部分をまたいでしまっていると有意差は無いと言うことになる。

f:id:takatakagogo:20190817125640p:plain

この結果の事実だけを網羅すると、

①中年期では、パソコンを使っている人で認知障害のリスク軽減(48%軽減)

②高齢期でも、パソコンを使っている人で認知障害のリスクを軽減(30%軽減)

③中年期、高齢期ともにパソコンを使っているとリスク軽減(37%軽減)

④高齢期では、創作活動を行っている人で認知障害のリスクを軽減(42%軽減)

⑤社会活動(コミュニケーション活動)を取っている人でもリスク軽減(20%くらい)

と言う結果になっている。

 

また、上記の活動をいくつ行っていればリスク軽減になるか?も見ている。

f:id:takatakagogo:20190817145110p:plain

色々見にくいので、結論から言うと、

全く脳の刺激を与える活動をしなかった人と比べて

2つの活動を行っているとリスクを28%減少

3つの活動を行っているとリスクを45%減少

4つの活動を行っているとリスクを56%減少

5つの活動を行っているとリスクを43%減少

と言う結果だった。

 

つまりは、中年から後年にかけて、

読書をして知識を追求し、パソコンでブログを更新しながら、ゲームを楽しんで、家族や近隣の人とコミュニケーション取ったり同好会などを組んで愉しんでいるようなハイブリッドじいちゃんになればボケている暇は無いという事になる。

さらには筋トレを入れて、健康面でもかなり留意すればスーパーじじいにもなれる!

f:id:takatakagogo:20190817145743p:plain

【引用】http://matataku325.web.fc2.com/index.html

今の自分のような生活をフルで愉しめる老後が楽しみだ・・。

 

それはそうと、一時期、ニンテンドーDS等で流行った「脳トレ」は認知機能に寄与するのか?という面白い研究もあった。

f:id:takatakagogo:20190817150051p:plain

高齢者の認知機能の維持向上には効果的なツールのようだとのことだ。

今思うと、上記の大規模試験の結果同様に、良い脳刺激が入っているからともいえる?

 

このように色々な多趣味な老後が認知機能改善には寄与する可能性を示している。

ただゲームだけに没頭するような状況であるのならば、下記の記事のように「依存」を引き起こしてしまう。

project.nikkeibp.co.jp

ネトゲ依存やネット依存は実際の脳の画像所見でも「大脳皮質の萎縮」を確認するほどの物でもあり社会現象化している。

まぁ・・。高齢者になってまで依存できるような状況なのかは分からないが、一つのチャンネルだけでは無く、マルチチャンネルを活かすような脳刺激が今後の100年時代を生きる上で脳を守る一番の方法ではないかと思う。

 

つまりはゲームだけやっていても駄目。趣味を多く持ち、常に脳に刺激を与える日々を送ることこそが重要だと言うことですね。

前述した、

週に2回はジムに通い、毎日ウォーキングをしてたまにDIYなどのクラフト活動をしながら健康を維持する。脳機能は、読書をして知識を追求し、パソコンでブログを更新しながら、ゲームを楽しんで、家族や近隣の人とコミュニケーション取ったり同好会などを組んで活動するハイブリッドじいちゃん

そして、可愛い孫に囲まれて、じいじーと呼ばれる状況になればなお良し!か(笑)

そうできるために・・いまをがんばろっと。