人生100年時代にむけた育児計画@育児休業パパ

40代の医療関係の仕事をしているADHDのパパ、ASDのママ、そしてHSCの長女(3歳)と期待の新人(次女0歳)が今後の100年時代を生き抜くためのアイデアや育児計画を検討していきます。晩婚化や男性の育児休暇も重要視される中、このワークライフアンバランスなブログがどこまで参考になるかわかりませんが突き進んでいこうと思います。娘たちが結婚することには後期高齢者になっていそう・・。そのためアクティブな後期高齢者になるための人生計画を立てていきます。

会社に対して気が引ける、無責任と思われるのが嫌なパパ必見 これが「半育休!」

育児休業を取得するに当たり、まだまだ男性の育児取得率は低い。

その理由は下記の記事でも述べたとおり。

www.takatakagogo.com

企業がこの人ならば育児休暇を取らせてでも企業に残らせたい!

そう思わせる交渉が必要になる。企業は「人財確保」が最優先。

だけど・・。この人に抜けられたら仕事が回らない、弊害が大きい。

という事が企業側が育休取得に踏み切れない点であるともいえる。

また申請側のパパも企業や同僚に「申し訳ない」「抜けた後が怖い」

というわだかまりがあるからともいえる。

 

じゃあ、その折衷案を出そう!というのが「半育休」という考え。

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ではこの「半育休」とはなんなのか?

・この言葉はNPO法人フローレンスの橋本吉央さんがつけた名称

 病児保育に関わる業務を行っているNPO法人だ。

・育児休業制度は1992年から改正を加え続けられ現在に至る。この半育休の元々の出所は、月に10日なら育児休業中が就労できるという点から。本来は業務復帰のためのリハビリとして設定されていた項目でもある。

・2014年にこの就労体系をもっと活用したいという声が挙がり、日数に縛られず「月に80時間まで」ならば自由にどのタイミングでも取れる。というように改正された。つまり10日以内ならOK、11日以上勤務なら月に80時間を越えなければOK(でもあんまり知られていない・・)この方法による育児休暇取得が「半育休」

 

この半育休のメリットをまずは列記してみようと思う。

【メリット】

●この制度はパパママどちらでも活用できる。

 ・仕事感覚を維持しスキル低下を引き起こさずに済む。

・復職についてもキャッチアップがスムーズ

・預貯金にゆとりが無い場合は手元に給料を残せる

在宅業務も範疇に入るため会社に必ずしも通う必要はない

→仕事内容や在宅可能業務かによるが・・。

・勤務時間は自分で調整する事が可能

・在宅であっても上司や同僚と連絡を取り合っていれば引継ぎ不要

・会社のサポートや同僚のサポートもでき、育休に引け目が無くなる

・育児休業後も仕事を継続する意思を明確にできる

・会社に有用な人財であればむしろ感謝されモデルケースに!?

・短い勤務時間に集中して勤務する事も可能!?

・在宅勤務に切り替える事で子供との時間確保も可能

・在宅可能ならば無用な通勤も割愛でき、時間を有用に使える

子供2人以上の半育休が本領を発揮する

 2人以上の子供がいて育児休暇+半育休を取る場合、

 日中は上の子は保育園or幼稚園に通わせて、

 下の子を自宅で妻と面倒を見てあげるという方法も可能。

 

【注意事項】※この点の遵守が非常に重要!!

・半育休は特殊な勤務形態になるので会社の人事が知らない、もしくは対応したことが無い可能性がある。

・毎日決まった日程で働くと言ったスタイルをとってしまうと社会保険料控除がなくなる可能性がある。定期的に決まった勤務形態だと「育児休暇」とは言えないからだ。あくまで企業側が繁忙期で育児休業中の人でも手を借りなければならない!という事実が必要。この点は企業側と事前相談する必要がある。

・まさか・・無いとは思うけど、その子を保育園入れてないよね?保育園入れていたら育児休業は取れないよ。

・半育休は育児休暇の範疇になるので、企業に届け出るときはベースとして通常の育児休暇取得の段取りを行う事が必須。(まさか最初から半育休くれ!ということを言わないよね・・?)

・育児休業に入る前の給料の80%を越えてしまうと給付金が超過した分だけ減額されてしまう。つまり給付金が支払われないという事になる例えば育児期間中に忙しい月があり助けてくれと言われて手伝って、いつの間にか給与としては育児休業に入る前の80%を越えていた・・。とか

・月に80時間勤務の調整は厳格に!ミスって超えたら育児給付金が無慈悲にパーとなります。これでは意味が全くなくなってしまう。ありがちなのは会社に行って働く時間と在宅で働く時間。これを加味してしまったりすると軽く時間オーバーとなる可能性がある。メリハリはきっちりとする必要がある。なぜなら、育児期間中の育児給付金は限度額が決まっている。

※支給額の上限は、育休開始から180日間は30万1,299円

 181日目以降は22万4,850円となっている。

 

 

注意事項さえしっかり守れば、メリットを最大限に活かす事は可能。

もし育児休業をとろうとしていても・・二の足を踏んでいるパパは一度、

検討をしてみたらいいと思う。

 

ただ企業がこの「半育休」に理解を示しているか?在宅勤務を許容しているか?などは要確認だ。無ければ自分が作り出す!という強い交渉力も重要ではないか?会社の未来を考えて交渉ができる人財ならば可能なはず。

 

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でもね・・勘違いしちゃいけないのは、育児休暇のメインは「育児」であって「仕事」ではない。在宅勤務をして中途半端にしか妻をサポートできないのであれば、よけい不信感を募らされるだけ。この点をパートナーと真剣に話し合わずに安易に取得すると、だれも救われない事にもなる。

 

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(子供)ぱぱ・・家に居ても仕事しているのね・・。かまってくれないんだ!えーん。

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(妻)あんた、それ単に仕事休みたいだけじゃないでしょうね!!ぱちーん。

 

こんな風にならないようにね。

 

育児戦略を学ぶ上で、下記の書籍も参考になると思う。

是非ご覧くださいまし。ちなみに私は1つめだけは読みました(笑)

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