人生100年時代にむけた育児計画@育児休業パパ

40代の医療関係の仕事をしているADHDのパパ、ASDのママ、そしてHSCの長女(3歳)と期待の新人(次女0歳)が今後の100年時代を生き抜くためのアイデアや育児計画を検討していきます。晩婚化や男性の育児休暇も重要視される中、このワークライフアンバランスなブログがどこまで参考になるかわかりませんが突き進んでいこうと思います。娘たちが結婚することには後期高齢者になっていそう・・。そのためアクティブな後期高齢者になるための人生計画を立てていきます。

新生児の出す「におい」にはヒトのストレスを癒やす力がある!?

うちの3歳児の娘・・。

生まれてすぐの次女の頭をクンクンし続けるという習慣がありました。

一日に数回、これをやらないと寝付けないという不思議な儀式・・。

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一体何でこんな子とするのかな~。意味なんて無いけど、ママの母乳の匂いが漂っているからかな~と思っていた。

そんな素朴な疑問を抱えながら子供の成長を見守っていたが・・。

とある科学ニュースを見てなるほど・・と思ってしまった。

日本の神戸大学と浜松医大の研究グループからの報告です。

すでに論文化もされおり、Scientific Reportsに掲載されています。

 

これはどういう研究かというと、生後間もない赤ちゃんの頭から「におい」を採取する方法を見つけたと同時にその匂いがどういうものなのか?を世界で初めて明らかにしたものです。

細かい実験系のご紹介は割愛しておきます。

(メッセージで結果と今後の展望だけで良いとございましたので・・😓)

 

結果として分かったことは、

新生児の頭の匂いと羊水の匂いは、それぞれ化学的に違いがあるだけでなく、感覚心理学的にも識別可能であることがわかったという事です。

また、生後の時間経過とともに、新生児の頭の匂いは、感覚心理学的に判別できるほどに変化していくようです。

赤ちゃんが自発的に出している「におい」は初期の親子関係を強める可能性があることが示されましたとされています。。この研究は今後、心理学的実験を進めていくのに値するものであったとされています。

 

興味深いのは、うちの場合でも長女が次女の頭のにおいを嗅いでいた時期は生後2ヶ月くらいまで。現在では4ヶ月になりますが、全く次女の頭をかがなくなりました。その代わりにママのおっぱいのにおいを嗅ぐように・・。長女の対象は「母乳のにおい」だたようで、これによる精神的影響も大きかった可能性を感じました。

 

つまり今後の母子コミュニケーションにおいて、赤ちゃんが言葉を発する前の関係性構築に「嗅覚」が関わっていることからも、この匂いをどのようにして実生活のコミュニケーションにつなげていくのかの研究も進めているとのことです。

 

確かに、現在でも問題になっている、親の育児放棄や愛着障害などの防止に繋がっていくのならば非常に社会的意義のある研究ともいえますね。

実際に実用化を目指した研究に発展してきています。

上述の「新生児のにおい」を非侵襲的に抽出できる仕組みがわかったので、この「におい」を香水化する事で、DV傾向のある親の心身をリラックスさせることができるのであれば、事故の未然防止につながるのかもしれません。

よくある話題で「匂い」・「臭い」はフェロモンだというようにも見られます。

おっぱいやその人が出している「におい」は生物学的にも他者を引きつけるものにもなります。

目の見えない赤ちゃんを引きつけるママのにおい、いつもだっこしてくれるパパのにおい。これを感知にして安らぎを感じているのかもしれません。

このようなダイレクトなコミュニケーションは、「におい」に通ずるところがあるのかもしれませんね。

 

実際に、今の長女を眠りに誘うのは、「ママの母乳パッド」です。

これがあれば、安心感を得て眠りの世界へ・・。

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どうしても赤ちゃん返りが激しい子には「母乳パッド大作戦」で安定化をはかれるかもしれません😚

嗅覚はどう進化してきたか――生き物たちの匂い世界 (岩波科学ライブラリー)

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