我が家の3歳の娘。もうすでに反抗期なのでは?というくらい、ギャーギャー騒いでおります。しかし、これは単なるわがまま?
本当の反抗期はこんなものではないだろう。。と思ってました。
私は正直、反抗期ってもうちょっと大きくなってからなのかな・・と思っていましたが、2歳台でももう「第一次反抗期」という名称がつくものなのですね。
2歳児のイヤイヤ期をこの第一次反抗期としているようですね。悪魔の2歳児の異名を取る時期でもあることから、この時期は子供にとっても色々と感覚過敏になる時期なのでしょう。
すでにパパママ諸先輩方はご経験済みな方も多いかと思われますし、まさしく、真っ只中であるというご家庭も多いかと思います。
このイヤイヤ期を巡っては、そのネガティブな言葉のイメージを良い意味にするべくネーミングを変えようではないか?という議論が一時期話題になっていました。
過去、2013年度あたりに北海道大学 教育学部 准教授の川田 学氏が、イヤイヤ期を「ブラブラ期」に言い換えようと提案されてから6年が経ちます。
今になっても「ブラブラ期」になっていないので学説は変わっていないのでしょう。
当時、イヤイヤ期をブラブラ期に変えると言ったときにはちょっとした炎上騒ぎになった様でもあります。
このブラブラ期の語源は、当時のチベットの学生の体験記がモチーフになっているようです。チベットでは下記のような状況だったとの事です。
乳児は親に連れられて畑や街の職場に出向く。
4~5歳では親の仕事や農耕や牧畜を手伝うこともある。
「では2、3歳は?」と河田氏が聞くと、
笑いながら「ブラブラしています」と答えた。というエピソードです。
そこからブラブラ期が出てきたのですね。
意味合いとしては、ブラブラさせるくらいの「ゆとり」が大事という事なのでしょう。
確かにこのゆとりが子供たちの歓声を大きく磨きそうです。
ですが、日本では「ワンオペ育児」という言葉が流行るほど気持ちにゆとりがない状況に苛まれています。
なんとかパパママがゆとりを持って子育てができる環境になればいいのですが、すぐにどうこうという「特効薬」的な取り組みは無いのが現状です。だって子育てにはお金が必要だし、今後の蓄えもいる。ママだって普通に働く時代になりつつあるからです。
そんな中でできる事は・・
・このイヤイヤ期は来るのが当然で、もう避けては通れないものと割り切る事。
・無理やりやらせるのではなく、多少放置しながらも視野に入れておく。
・幼稚園までは自宅でという幻想を捨て、保育園やシッターでカバーする
・許容される範囲で、自由にブラブラさせる(自宅内の安全確保の上、外はNG)
・理想を捨てる。100点満点中30点でも褒めてやる。
そういう意気込みで対応していこうと思ってます。
そして成長していき、色々なことが認識でき行動できるようになったらもっと自由度を高めていってあげればよいのかなと思ってます。
ここからがパパの大きな仕事ですが、色々と気が立っているママは子供に色々いってしまいがち。そこでパパが柔軟剤となって子供のちょっとした受け皿になってあげる。
パパもママと一緒になって怒ってはダメですよね。
このブラブラ期(イライラ期)は乗り越えるのは大変ですが、気の持ちようでダメージ軽減は図れるのかもしれませんね。「ふーん。それで?」「ああ、いつものことね」くらいのマウントポジションで良いのでしょうw
あれ?でも良く考えてみたらさ・・
ブラブラ期が反抗期の時期とかみ合っているのなら・・
逆転の発想で、この時期は子供にとっての「かまってちゃん」の「ラブラブ期」が発揮されてるだけなのかもしれませんね。
親側としても、日々多忙を極める生活の中ででも子供をブラブラとさせてあげられる。そういう親の目に見えない
ラブラブ度も今後は求められるのかもしれませんね。
この時の親の反応を見て、子供たちは「自己肯定感」や「立ち振る舞い」「頭の整理」などを行っていくのでしょう。その際には親側の「大いなる余裕感」が本当は有効なのかもしれませんね。(うちも努力しないと)