昨年から何度かに渡って報道されている内容・・。
取引の無いまま10年以上放置している銀行口座にかかる「口座維持手数料」。
昨年から細々と情報提供がされていますが、すでに実行されているものでもあります。
どういうものかというと、日本の背景として低金利である事や人口減少な経済規模縮小により銀行の収益を維持しにくくなってきたと言うことが背景にあります。
国が銀行に課している口座の維持管理対策(マネーロンダリング対策)などで銀行側も1口座あたり1万円程の維持費がかかっています。これはたまったものではなく、収益難の中でこの費用を捻出するのも難しくなっています。
現在も金利が実質マイナス金利ですが、さらにマイナス金利に踏み込んでしまえば民間銀行が一般人からお金を預かる際に年に0.1%の手数料を取られることになります。
そうなってしまえば収益がさらに圧縮される。銀行も一般人にはこの分の負担を「口座維持手数料」として負担依頼をしてくる可能性があるとのことです。
銀行ももう収益モデルを維持するのに必死とのこと。
これは利用者側にも問題があります。
預けておいて、全く忘れている休眠口座をもっていませんか?
はっきり言って無駄な手数料です。個人、銀行共に痛みを伴っているような・・。
管理に時間と手間とマンパワーとお金がかかるのは辛いモノです。
現時点で口座手数料を導入している企業と言えば・・
「りそな銀行」・・2年以上出入金のない残高1万円未満の口座から年1200円の手数料
「三井住友銀行」・・今後の動向次第で検討
「ゆうちょ銀行」・・預け入れて20年経っても利用形跡が無ければ口座消去
海外銀行では
クレディ・スイスが2019年10月から口座維持手数料の導入
UBSが2019年11月から口座維持手数料の導入
これ以外にもどんどん増えていくことでしょうね。
ご高齢の世帯は長期にわたり利用実績の無い口座をもっていたりします。
また、学生時代のバイト振り込みや臨時口座なども忘れがちです。
自分のみならず、親族にも確認してみてください。
こないだ私も超弩級の休眠口座を親族でみつけたばかり・・(^0^;)
銀行においとくのもアレですし、国に徴収されるのもイヤですし・・
自分の管理は自分で行っていく。これが人生100年時代で最も大事かもですね。