色々な媒体から色々なニュースが飛び交っています。
今我々にできる事は何なのか?それを見極めて行動する事が重要となります。
昨日、日本感染症学会と日本環境感染学会からコロナウィルスにおける水際対策と感染蔓延期に対するガイドラインが公表されました。
※2月23日時点でアクセス過多なのかアクセス障害が発生している可能性があります。
http://www.kankyokansen.org/uploads/uploads/files/jsipc/covid19_mizugiwa_200221.pdf
この内容を受けて、実際我々がまず何をすべきなのかをまとめています。
①すべての原則は手洗いとうがい
どのウィルスにおいても最も大きな感染ルートは「飛沫感染」と「接触感染」です。
これらを予防するには、こまめに手洗いうがいを繰り返す事。
②満員電車を避けて人ごみを離れる
私の会社もそうですが、ここまで来るとテレワークや在宅勤務を認めてくれている企業も増えてきています。出かける制限までかける必要はないですが、満員電車は多種多様な方と密着するのでやはりリスクは高まります。
またつり革を触った手で口や目や鼻を触らないように。
どうしても電車通勤が必要であるのならば、会社の決定も踏まえてフレックス勤務を。
それかいっそのこと、自転車通勤に切り替えるのも手かもしれません。
私の会社でも自転車通勤に切り替えて免疫力を上げるという方もいました(笑)
③加湿を目的とした空気清浄器
空気清浄器がウィルスをフィルターでトラップする・・という話を聞きますが、これは偶然の産物で期待できるものではありません。この機能に期待するより、生活空間の加湿により乾燥を回避し粘膜保護をすることにあります。これはコロナウィルスのみならずインフルエンザや他のウィルス感染でも重要視されています。
最近では「プラズマクラスター」も市場導入されていますが、この原理として、ウィルスはイオン(活性種)が苦手という所にあります。ウィルスの表面タンパク質を変化させて感染力を弱らせるのがポイントになります。ただし、放出されるイオンは限定的(過剰放出はオゾン放出につながる)ため、あくまでも気持ち程度のものでしょう。
ただ加湿を目的としておくには十分かと思います。
④ご高齢な方や併存疾患を持つ方の外出は控える
ご家族で高齢な方がおられたら、しばらくの間は外出を控えるようにアドバイスをするのも重要でしょう。今回のコロナウィルスは高齢者や併存疾患を持つ方が重症化しています。特に介護施設に入所されている方や勤務されている方は、徹底して手洗いうがいを行うと共に室内の消毒を心掛ける必要があるかと思います。
安価な無水エタノールでも消毒薬は作れます。これで手の消毒や掃除に活用するのも有効かと思います。
⑤マスクは有用です!
とある医師がテレビ媒体で、「マスクは不要」と言っていますが、あれはエアロゾル感染が仮にあったとするならば粒子が小さいのでサージカルマスクでの予防は難しい。という意味でなら正しいです。それならばさらに微粒子をカットするN95マスクでなければ意味がありませんから。
ただし、単純な飛沫感染を防ぐのであったり関エチケットを守るためのマスクは有用です。さらにマスクをする事でマスク内が保湿される事になり感染を抑制するという事にもつながります。
⑥いきなり医療機関に受診せず、保健所へ
最近多くなっているのが、いきなり医療機関に受診してしまう事です。
こうなってしまうと無用な感染拡大や確実な診断が得られない可能性があります。
まずは最寄りの保健所に行き、検査キットで確認をする事が最初とるべき行動です。
もし気になる事があればまずは保健所に連絡をする事が重要です。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/hokenjo/
まずは焦らず、人任せの判断はせず、今までに得られた知見を基に我々ができる最善の行動をとりましょう。色々変な情報が飛び交いますが、今の最新のコンセンサスはここにあります。
http://www.kankyokansen.org/uploads/uploads/files/jsipc/covid19_mizugiwa_200221.pdf