私は日本の将来を憂う・・と同時に、今の自分の3歳児と0歳児がこれから来る激動の時代をどう生き残っていくべきかを真剣に考えている。
私の研究のフィールドは「生命科学」だけれども最近は「教育科学」にシフトしつつある。これは過去読んで、ひっじょ~に影響を受けた本「LIFE SHIFT」によるもの。
このブログを立ち上げるきっかけになったのもこの本がきっかけです。
この本に記されている内容で「マルチキャリア」という言葉がある。
これからの100年時代を考える上で自分のフィールド以外のキャリアを模索することが重要だという事を説いている。
私もこの考え方に大いに賛同し、ちょうど子供も小さいこととこれからの少子高齢化を憂い「教育科学」と「社会科学」に焦点を当てて論文を読みあさっている。
キャリアは人によって捉え方は様々なのだと思う。
仕事というフィールドでは出世や昇進。専門性を磨く事や拡げる事がキャリアだろう。
ただ仕事は人生の全てでは無いという考え方もできる。
仕事で大成して振り返ってみても何も残っていなければ意味が無いからだ。
私は仕事以外の「マルチキャリア」の一環で、「子育て」を選んだ。
なぜなら・・
①娘達に今後の日本や国際社会で生き残る術を教えてあげたい
②障害を持つ娘の「障害」を武器に変えてあげたい
③自分の幸せは自分で勝ち取るという強さを身につけさせてあげたい
④子育ての科学をこれからの生命科学にリンクさせたい
⑤子育てを通じて自分のキャリアの幅を広げ、専門性も磨きたい
⑥妻のキャリアをサポートしたい
これらを満たすことで自分のマルチキャリアを強化するだけでは無く、同時進行で、家族全員のキャリアをあげる事もできるのではないか?と考えた。
その一環で私自身が実践検討したのが「育休」だった。
この育休を取る前も色々考えることもあった。
私は育休を2ヶ月しかとれなかったが、家族との関わり方や子供達への向かい方が大きく変わったことを体感できた。これは一つの職業体験でもあると考える。
子供の発達や社会性の創出、地頭強化など多様なジャンルにおいて必要な存在。それは意外とパパの存在であったりする。
私の場合は娘だが、息子であったとしても、コミュニケーションと幼児期のアプローチはパパとママの存在が不可欠でもある。
育休取得と家族コミュニケーションを通じて得られた、私にとってのマルチキャリアの一つは、「家族育成」だ。
現時点で自分自身で今後の骨子にしていくべきテーマが見定まった。
仕事を通じた自己育成
家族を通じた家族育成
国際活動を通じた語学育成
AI社会に向かうための情報育成
専門性を拡げた更なる専門性育成
100年時代に立ち向かうための健康増進
こうやってみると仕事だけが人生で無いというのが良くわかる。
仕事に対する価値観は人それぞれだとは思うが、
私にとって会社は「自己実現の場」「専門性を磨く場」「お金を稼ぐ場」である。
ここに血の通ったキャリアを入れるためには、家族と教育と健康は欠かせない。
私は「マルチキャリア」という言葉を通じて、
これからの100年時代のキャリアと育児計画を考えることができた。
この本には本当に感謝している。
いまは漫画でも出版されている。子供にはいつかこちらを見せてあげようかな。
日本の国民性で最も世界に誇れるものは「勤勉性」。
過去の日本の高度経済成長期を作り上げた馬力はまさにここにあるでしょう。
この時期に重なったのが、ベビーブーム。