人生100年時代にむけた育児計画@育児休業パパ

40代の医療関係の仕事をしているADHDのパパ、ASDのママ、そしてHSCの長女(3歳)と期待の新人(次女0歳)が今後の100年時代を生き抜くためのアイデアや育児計画を検討していきます。晩婚化や男性の育児休暇も重要視される中、このワークライフアンバランスなブログがどこまで参考になるかわかりませんが突き進んでいこうと思います。娘たちが結婚することには後期高齢者になっていそう・・。そのためアクティブな後期高齢者になるための人生計画を立てていきます。

モンテッソーリ教育は自分の子にどう影響を与えたか?発達特性上での検討

これからの時代、金太郎飴みたいに同じ特徴を同じように育む教育は効果的では無いだろう・・と我々夫婦は考えていました。

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子供にはなんらかの発達の「特性」というものがあります。

とある子は、落ち着きはないけれど感性は鋭い子

とある子は、落ち着いているけど自己主張が弱い子

とある子は、感情を表に出さずミステリアスな子

一人の子でも、全く個性が違う。

 

うちは共働き世帯のため、長女は最初っから保育園に預けることになりました。

最初は認可幼稚園にギリギリ入れてほっとしたものだが、そこから後が大変。

お友達に噛みついたり、おもちゃの取り合いで泣かしちゃったり、ご飯をひっくり返して暴れたりと・・もー大変。保育園でも柵の中に隔離される日々。

 

その他諸事情を鑑み、せっかくは入れて場所的にも恵まれていた認可保育園を1歳で離れる事を検討することになったんです。

 

今思えば、まだまだ愛情が欲しい中、0歳児で保育園に預けて遊ばせるのがこの子に向いていなかったか・・。また、ただおもちゃで1日中遊ぶのに耐えられなかったか・・。この当時は色々思い悩んだ。元々は子供の特性を考え切れていなかった私たち親のせいでもあったと考えています。

 

1歳を迎えるに当たり、お友達とトラブルを起こしてしまったのを契機に、発達特性がある子が向いている保育園はないか?とやっきになって探しました。

その中の一つが「モンテッソーリ教育」

 モンテッソーリ教育は、マリア・モンテッソーリ(1870~1952)という、女性医学者・科学者によって、イタリアで始められた教育法。この教育法はもう有名なのであんまりタラタラ解説するつもりはないけど・・。要点だけまとめます。

特別な才能を開花させる取り組みを行っている

②大人の子供への関わり方を重視

③自主性を重視(自分のことは自分でする)

④子供の自立を促すためのカリキュラムやツールを重視

⑤縦割り保育がベースで社会性の確立

⑥日常生活&動作の延長上としての教育方針

 

これらが、我々夫婦が子供に受けさせたいと思った背景です。

水面下で近隣の認可外の保育園の評判をもう一度集め直して、比較的近隣で・・、

と言う条件で見つけていたら・・一つだけ見つけた!!

それが今、現在も通わせている保育園(認可外)です(2019年9月現在)

前置きが長かったですが、ウチの体験談を今日は記したいと思います。

 

【ここから先はモンテッソーリの経験談】

 

①縦割り保育

この保育園に行き始めたのは2年前。これがまた奇跡で、ちょうど1歳児に一人の枠があいており、すぐに即決しました。

同い年の子や上の子たちに面倒を見てもらい、もはや家族同然の間柄。縦割り保育のメリットはここにあるのかと思います。上の子は下の子の面倒を見ることにより社会性を学び。下の子は上の子に「追いつこう」「面倒を見てもらえる」と言うことで人の繋がりの暖かみや競争心を身につけられた気がします。

うちの子の場合、上の子に追いつけ追い越せの意識が強いようで、おにいちゃん、おねえちゃんと競っている内に言語能力や身体能力が飛躍的に伸びた気がします。

負けず嫌いで繊細な子は同じ世代よりも上の世代と競わせるのも良いのかもしれないと学ばせてもらいました。

縦割り保育のメリットは過去記事にも書いていますのでよろしければ是非。

 

②敏感期に応じたプログラム

普通ならば「危ない」と言うことをもサポート付きでやってくれている。1歳児ではさみを使うとか針を使うとかは普通ないが、この時期は手先の器用さを確立する上でも重要な時期。そのため、積極的にこの能力を伸ばそうとしてくれました。また0歳児は言語発達期と1歳児は足腰の発達期としているようで、1歳児からリドミック等も積極的に取り組んでくれています(施設によるので要確認)

 

③遊びではなく仕事

このモンテッソーリ教育の中では「遊び」は「仕事」と置き換えられている。

いつも朝の9時から1時間は決められたプログラムの仕事を行っています。紙細工を作ったり、縫い物をしたり、絵の具を使ったり、子供達が集中できる時間帯を使って創作的な仕事に携わってもらうとのことです。また、準備や片付けも子供達にさせています。保育園では「係」があって、給食係や声かけ係や掃除係などがすでにあるという。最近、うちの娘が、「ぱぱ、おかわりする?」とやたらと聞いてくるのはこのせいだろうか?

 

④知育遊びが独創的

これがびっくりした。モンテッソーリ教育の知育おもちゃはそもそもが独創的ではあるが、その中でも、2項式、3項式を体感できるおもちゃがあるらしいです。

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こういうヤツですね。

こんなん保育園児にわかるか!wという話です。

これを理解させるのではなく、この成り立ちを立体的に把握させるというのが目的らしいです。理屈ではなく、体感して「現象」で理解させることをこの時点から行います。


こないだ娘を迎えに行った妻がその知育グッズをみせてもらったとの事。内側と外側の立体の面の色と形を合わせることで、感覚的に色彩感覚や構造を理解するトレーニングをしているようです。

娘もやたらと気に入っているようで3歳児にしては異様な速さで組み立てるという・・

また一つ特殊スキルを見つけた😃

これは自宅でもお取り寄せ可能で、遊びながら体感できるようだ。こんなん売ってたんだ。しらんかった💦。自宅で実践するのも可能かと。

また、年齢的にまだ上記のおもちゃが使えない子は、

下のおもちゃを使っている様子。

 形や構造を体感し理解させることに強いこだわりを持っているようです。

モンテッソーリの根幹は、「構造と秩序」の理解にある。その一環でどのように形作られているのかに対してかなり力を入れていることが分かります。

 

⑤自然派素材重視

また入園する際に聞いたが、「自然」をベースにしているため、プラスチック系や合成加工したものは園内においていないとのこと。すべて木やガラスのものを用意しており、管理が大変との事だった。そのため使用した後は子供達自ら拭き取りの掃除をしてもらうとの事です。

 

⑥発達特性のある子にもってこい

うちの子はHSCとADHD傾向ありの子です。

そのためか結構周りと衝突を起こしていました。

 (詳しくは過去記事にまとめています)

私がモンテッソーリ教育を導入している保育園を決めた最終的なきっかけは実はここにあります。今通わせている保育園には、どうも発達に凸凹のある子が多い様子。

やはり早期の発達障害を気にしている家庭は多いと考えられます。

それは家庭の環境や経済的なステータスに関係なく、子供の発育・発達に興味がある家庭で見いだされやすいのではないかと思っています。

うちの保育園にカウンタックで送り迎えしているパパさんもいてびっくり💧

しかもイケメンで子供も可愛い。ぐうの音もでないw

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 (※写真はイメージです)

話が横道にそれましたが・・

 

これらの発達特性のある子達を受け入れてくれる。それをまた「個性」として取り扱ってくれる施設は非常に重要です。私が育児休暇中、娘の送り迎えをしていた頃、この保育園の園長先生に、「ウチの娘が色々迷惑かけてませんか・・?」と聞いたら・・。

「何を言ってるんですか!?親御さんがそんな考えを持ってはいけません!●●ちゃんは○○や○○ができてきてて発達は非常に良いです。良い一面を伸ばしてください」と叱られました。この言葉を聞いて、「ああ、ここで正解だったんだ・・」と思いました。

 

これが私の家庭でのモンテッソーリ2年にわたる経験です。

モンテッソーリ教育に注目の的が当たるののは当然かな?と思っています。

 

欠点は・・

認可外と言うこともあり、コストは跳ね上がる(保育園助成に期待)

認可外のため敷地が狭い、また園庭がないため外で遊べない・・(施設による)

マンパワー不足もあり保育園行事の通知は遅いわ、イベント毎の段取りが遅いわ・・

3年経っても段取りが悪いトコロはご愛敬だけど・・w

 

我が家では自分のこの特性を下記の本で予測しています。この角度は苦手だけど、こっち方面では天才なのかもな?が見えてきます。モンテッソーリ教育にきり変えようと思ったのもこの本がきっかけでした。

御自身のお子さんの可能性を見いだすツールとしてご覧になってみてはいかがでしょうか?

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ギフテッド 天才の育て方 (ヒューマンケアブックス)

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 一人でも多くの可能性のある子が世に羽ばたけますように・・。