人生100年時代にむけた育児計画@育児休業パパ

40歳の医療関係の仕事をしているADHDのパパ、ASDのママ、そしてHSCの長女(3歳)と期待の新人(次女0歳)が今後の100年時代を生き抜くためのアイデアや育児計画を検討していきます。晩婚化や男性の育児休暇も重要視される中、このワークライフアンバランスなブログがどこまで参考になるかわかりませんが突き進んでいこうと思います。娘たちが結婚することには後期高齢者になっていそう・・。そのためアクティブな後期高齢者になるための人生計画を立てていきます。

幼児にテレビや動画はまだ早い!という医学的・科学的理由を調べてみた

私は昔っからテレビっ子。何歳からテレビを見ていたかは知らないが、テレビ大好き人間だった。というかゲーム好き。テレビよりゲームが好きだった。

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私の青春は間違いなくゲームと共にあった。本当にそう思う。

未だにレトロゲームやりたいな~と思う自分がいるしw

あの頃はメディア漬けどころじゃない。私は廃人クラスだったのかもしれない・・。


ちなみに、ウチの会社のアメリカ人と雑談していた時、

「When I was a child,my hobby was TV game.」って私がいったら

「は?」という顔をされたことを思い出す。

アメリカではTV gameではなくvideo gameと言うんだよね。

(なぜかファミコンは通じた。おそらく人によるのだろう)

 

外国人の前でこのような失態をしていた私だったが・・、いまはもう・・・。

一切ゲームも触っていなければテレビすら見ていない。

というかテレビは片付けちゃってます。

 

なんで今までは家に帰ったらまず目的もないのにテレビをつけていて、夜な夜な自分の時間にゲームしていた人間がメディア離れできたのか?

 

それは子供のためです。

 

私自身、妻の影響と仕事の関係で、メディアの悪影響について識るようになった機会が多かったからかもしれません。次世代を担う人間の可能性を考えた結果、早い時期(幼児期)のメディア漬けはリスクは高いんじゃないかな~と思うようになってしまいました。(笑)(科学的な観点でも)

 

まず最初に言っておくべきことは、今後迎える「メディア社会」は悪では無い事。

どのような科学も使い手によって「夢のツールにもなれば」「悪魔のツールにもなる」

使い手次第でどうとでも変わると考えているからです。

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人間社会はこれらのテクノロジーに大きな恩恵を受けています。

私がこうやってブログなどで発信できているのもいい一例です。

 

なので、子ども達には一番良い状況でテクノロジーを使えるようにしてあげたい。

うまく使いこなせるようになり、夢のある世界を作ってもらいたい。

そう言う考えがベースにあります。

 

ただし、それは膨大な情報の選別や、物事の善悪が分かっておかねばならない。

なぜ、まだ身体・精神的に未熟な子ども達にはこれらのテクノロジーが早いのか?

今日はその根拠を考えてみたいと思います。

 

ちなみに、各年齢毎にメディアはいつ頃からどれくらいの基準になっているのかのガイドラインもでています。過去記事にまとめていますのでお時間のあるときに見てみてください。

 

(※あくまで医学的見解を基にした私個人の見解ですので、コーヒーでも飲みながらリラックスしてみてみてくださいね)

 

知人の児童精神科医から教えてもらったページですが、下記のようなものがあります。

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日本小児科学会の分科会である「子どもとメディア委員会」のページです。

小児科医や眼科医、また精神科医なども参画して、今後のメディア社会における子どもの育て方についての提言をしている委員会です。

ここで触れられている内容についてまずは述べ、 それから脳研究者の見解を引用したいと思います。

 

 

① 眼科医の立場から

この中に公開用の資料があり、眼科医から見た立場で提言がされています

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上記を資料をクリックすると後悔されているスライドが見れます。

このブログもその発表資料を引用させて頂いています。

 まず最初に「デジタル機器により生じる視機能の弊害」

※重要そうな部分のみ引用させて頂いています。

【引用】記者懇談会発表資料「デジタルデバイスの小児および若年者に与える影響」(2019年2月21日) ※日本眼科医会 ホームページより

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正直言うと、もはや子どもだけの問題では無く大人の問題にも通じます。

大人でもスマホ老眼や頭痛持ちが増えている実態があります。

 また、ゲームや電子書籍を90分やると、近視にはならなかったが疲労感が強くなり、

さらに内斜化(眼が内側に向く)ようになってしまったとのこと

高校生121人の調査においてはスマホの使いすぎで半数近くが眼のピント調節障害が見られていたという・・。

また、最近多くなっている3D画像やVR(virtual reality)の幼少期の閲覧はもうほぼ禁忌だろう。

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つまり通常の感覚から逸脱することによる心身障害に繋がる可能性が示唆されている。

 

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具体的な対策は書かれているが、これは大人にも当てはまりそう。

(実際私もパソコン作業やスマホ作業が多く、視力がどんどん落ちている。)

 つまり、一般人でも眼や思考がついて行けない状況なのに、幼少期からみせていいのか?と言うことになってしまいます。適度な年齢になったりしたなら考えてもいいが、そこまでのリスクを抱えてまで見せることの意義を考える必要があるのかも?

 

 

「デジタルデバイスの小児および若年者に与える影響」

【引用】記者懇談会発表資料「デジタルデバイスの小児および若年者に与える影響」(2019年2月21日) ※日本眼科医会 ホームページより

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先ほどでていた内斜角はどうみてもスマホが影響だと言うことを示しています。

 

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また、眼科医からも学童の近視化が進んでいるとの指摘が入っています。

 

まとめますが、大人や青年でも色々な弊害を受けている中(例えばスマホ老眼や視力低下)、まだ受け止める器がない子どもに情報や色彩の水をドバドバ落としても受け止めきれるはずが無いと言うことだろう。

 

②小児医の立場から【言語発達の観点から】

まずは、日本小児科学会からの提言を見てみましょう。

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このような勧告がでており、まだ発達段階の子どもには負荷が大きいことが示されています。すなわち「発達」「視力」「情緒」「社会性」の観点から幼児期にメディアにさらし続けることはメリットが無いようにも思えます。

 

実際に小児科学会側で行ったアンケート結果では・・

テレビ視聴において長時間見る子ども 言葉の発達に遅れを生じさせる可能性

小児科学会の「こどもの生活環境改善委員会」において2018年に1歳半検診を行った親1900人にアンケート調査を実施。

子どもが1日にテレビを見る時間を4時間より多いか少ないか、子どもは見ていないが、家族がテレビをつけている時間が8時間より多いか少ないかで4つのグループに分けた。

健診時に子どもが2語文以上を話せたかどうかで比較検討した。

この結果、最もテレビを見る時間が短いグループ(子どもが4時間未満・家族が8時間未満)では、言葉の遅れがあったのは15%だったのに対し、最も視聴時間が長かったグループ(子どもが4時間以上・家族が8時間以上)では約30%と、2倍の頻度で言葉の遅れが見られた。

 つまり100害あって1利無しかなと判断したので、子どもが必要としていない以上、テレビやモバイルを遠ざけている。

子どもの本業である、食事、睡眠、遊ぶと絵本読み聞かせやコミュニケーション

これをやっていればテレビを見せている暇はないと判断しました。

 

③研究者の立場から【脳発達の観点】

実態研究で私が最も興味を持ったのがこれです。

説得力があるなーと感動した報告でもあります(引用も科学的) 

東北大学の川島隆太教授の引用です(あのニンテンドーDSの脳トレを監修した方)

www.msn.com

興味深いのは、「学校の机にスマホを置いているだけで学力が低下したこと。」

うさんくせー。と思われた方もいるかもしれないが、私自身も実感があります。

それは、スマホの挙動に気を取られ、せっかく高めた集中力が途切れてしまう点。

集中しているときに、脇においてある携帯にメールがきたり、ポップアップが浮かんできたりしたのを見ると、高めていた集中が途切れてしまう。(音が出たりバイブレーションがでるのならなおさら気がそれる)

実際に大学生を対象に行った研究では、単純な作業でも効率が大幅に低下したという・・。と言うことは考えなきゃいけない作業では尚のこと効率が悪い。

アメリカでも同じような行われているようで「単にスマホが近くにあるというだけで注意力が散漫になる」ということが明らかになっているようです。

こうした現象は「Brain Drain」―脳からの資源の流出―と定義され、注意喚起されているようです・・。

 

最も納得感があったのが、「調べ物」だ。

昔から分からない言葉は「国語辞典」物事は「百科事典」で調べていた。

今の子は簡単にスマホでググってしまう(大人も、あ、私も・・)

超小型近赤外分光装置(NIRS)という大脳の表面の機能を調べることができる装置で脳の働きを見てみると・・

【wikipediaで調べた場合】

作業効率は良いが左右の大脳半球の前頭前野は全く動いていない

【国語辞典で調べた場合】

作業効率は落ちるが左右の大脳半球の前頭前野は活発に働いている

という結果が出ました。

つまりネット検索では、調べてるのに脳が効果的に使われていないというわけです。

国語辞典や百科事典では、一つの言葉でも、イメージしながら、類推しながら、そして関連の言葉を調べながら検索を拡げていきます。やはりここで脳が使われるのかも。

 

ツール使用時に前頭前野に抑制がかかるのはこのようなスマホだけじゃないようです。

ゲームやテレビ視聴も同様である事が指摘されている。

前頭前野に抑制がかかるゲームとテレビに関しては、健康な児童・生徒の脳発達の経年変化をMRI計測により観察した結果、どちらも長時間プレー・視聴すると言語知能の発達に悪影響を及ぼすとともに、脳発達、特に前頭前野の発達に遅延が生じることが明らかになっている。(原文引用)

 

これをみてふと思ったのだが、大人でも言える事になるけれども・・

パソコンの発達によって、文字を書く機会を喪失していませんか?

長文を書けなくなっていませんか?その時の脳はどうなっているでしょう?

「使わない物は退化する」おそらく筆記力も相当落ちているかもしれません。

さらには脳も使っていない状態になっている。脳が退化するのは・・恐ろしい。

大人にとっても注意しなければならないことかと思います。

たまには手紙とか小論文みたいに書いてみようかなと思う今日この頃です(笑)

 

これからの次代を担う子は、「地頭力」を鍛えなければならない。

それに逆行しているかのような状況だけは作りたくないものですね。

 

最後に、極めつけなのが、対人コミュニケーション能力の低下。

スマホなどの一方向のやりとりにより・・。

対面型のリアルなコミュニケーションの機会が減り、情報処理も自分の脳を使う頻度が減る。

 

個人的には、この説が最も子どもの能力に直結していると考えています。

私は現在、対人の仕事をしており人をマネジメントする立場ですが、コミュニケーションは「生もの」で、色々な変化や表現があります。

状況判断しそれに応じた「言葉」を自分の「ライブラリ:脳」から即時に取り出さなければなりません。そして今までの知識と新たな知識をつなぎ合わせて新たな「アイデア」を産まなければならない。

こんなスキルはスマホは教えてくれません。(方法は教えてくれるかもですが)

 

おそらくは、このコミュニケーションの欠如が子ども達にとって対人におけるストレスが進み、人間関係で悩み、学校に行きたくないと言う状況も作り出されるのかもしれません(実際私もそうでした)。

 

子どもの世界は狭いもので・・

「○○ちゃん、このyoutuberの話見た?え?知らないの~?」

「○○ちゃん、携帯持ってないの?Line交換しようよ」

とかいわれることもあるだろうが、そんなのを振り切ってもらえる子になって欲しい。

(ま、いじめに発展しそうとか。無理そうなら別の手立ても考えますが・・)

 

学校にスマホを持って行かないというのが前提でしょうが、

大阪の公立小中学校でスマホ持ち込みを許容しているところもある。(2019年4月)。おそらくは震災のための防犯なのだろうが・・。思い切りすぎていじめの助長や学力が低下しなければいいが・・と思う。

災害対策ならPHS使えよ・・。災害時はスマホ繋がらんぞ。

授業中に起こった災害なら先生ひとりがスマホ持っていれば緊急対応できるだろうに・・と思うが

この書は非常に勉強になる。今まで積み重ねてきた科学的な実証を惜しげも無く披露してくれている。

スマホが学力を破壊する (集英社新書)

スマホが学力を破壊する (集英社新書)

 

 

③まとめ

きれいにまとめて頂いているポスターがこれですかね。

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確かに、泣きじゃくってどうしようもない時にスマホ画面を見せて泣き止む事を知り、

それをやりたいという親御さんもおられるかもしれませんし、家事をしている間は黙っておいて欲しいのでテレビを見せていたいと言う状況もあるかと思います。

ただ、あくまで子どものためになっていないという前提の基で考えなきゃいけないのかもしれません。

 

どうしても見させるのならばと言うことでは、

①ダラダラと見せず30分以内

②DVDや映画などは分割してみせる

③寝る前は絶対に避ける(興奮して寝れない)

④ながらは止める(食事中など)

⑤テレビを消すときはいきなりでは無く、ゆっくりと現実に引き戻してから消す

⑥テレビをみたらその倍以上は外遊びをしてもらう

等が推奨されるとも言われています。

 

そもそも、親がテレビを見なければ子どもは見ない様な気がします。

最初のうちは、親が興味を持たない物に子どもも興味は示しません。

ウチではテレビに興味を示さないので、子どもも何も言うことはありませんでした。

 

私はスマホでSNSをやりますが、子どもの前ではやりません。

ただし、仕事があるのでパソコンは使っています。

そのため、娘には「これは仕事で使っている。これを使ってみんなのために働いているんだよ~」と伝えます。娘が画面を覗いても文字ばかりなのであんまり興味を示しません。(仕事でパソコンを使うので、パソコン上でSNSをしていますw)

 

あとはテレビをしまって、もっぱら音楽かラジオをつけてます。

これに耳を傾けてくれている間に充分に家事をする時間は取れるような気が。

※おかげで3歳児検診の言語発達の検査時に娘はペラペラと文章をしゃべっていて保健士さんを驚かせていました。逆に保健士さんに質問を投げかけて焦らせていた様子💦

これはラジオ効果だったのだろうか?また検証してみたい。

 

今後もっと便利なツールが出てくることかと思います。

多彩な光源を使う動画やテレビ画像。これらが子ども達どう言う影響を与えるか?

まだネットリテラシーが十分でない子が使うとどうなるか?

真剣に親も考えていかなければならないでしょう。

 

情報ツールには早くから触れておいた方がいいという向きもあるかと思いますが、

そんなの大人になった自分たちでもキャッチアップできているので、いつでもその子の興味があればついて行くことは可能だと思っています。(強制的にエンジニアやプログラマーになれ!と言っている家庭があるとしたら別ですがね)

 

我々がする事は、メディアやツールにどっぷり漬けて子どもの思考を止めるのでは無く、これから生き抜くために「思考」を先に進ませてあげるべきかと思います。

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子どもの仕事は「喰う」「寝る」「遊ぶ」。この遊びにはテレビやモバイルはありません。まずはスキンシップとコミュニケーションをとってからモバイルツールの使用。そしてネットリテラシーなどの情報ツール指導に入りたいものですね。

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価値のある文化や技術を子ども達がよりよく使いこなせるようになるために。

そして自分自身の子をどうやって育てていくかの指針として、この記事を記します。