人生100年時代にむけた育児計画@育児休業パパ

40代の医療関係の仕事をしているADHDのパパ、ASDのママ、そしてHSCの長女(3歳)と期待の新人(次女0歳)が今後の100年時代を生き抜くためのアイデアや育児計画を検討していきます。晩婚化や男性の育児休暇も重要視される中、このワークライフアンバランスなブログがどこまで参考になるかわかりませんが突き進んでいこうと思います。娘たちが結婚することには後期高齢者になっていそう・・。そのためアクティブな後期高齢者になるための人生計画を立てていきます。

下肢静脈疾患を有する患者でココアが長距離歩行の可能にする可能性

これからの人生を健康に生きる事は重要になってきますが、色々な疾患にかからないように健康的に生きる事はまだまだ至難の業。

 

個人的には、今後の人生100年時代を健康に生き抜くためには、「足の健康」が大事であると考えています。足は「第二の心臓」とも呼ばれるものですしね。

足から心臓へ血液を上げるという事はそれだけ強いポンプ機能を維持し続けておかねばならないという事にもなります。

このポンプ機能を始めとした、血液の循環能を維持するためには足腰の強靭さと血管の強さが大事になってきます。

血管を維持するには、様々な老化因子や血管破壊因子などを出さないようにして、血管内皮を強くする必要があります。

 

ただ、こうは言っても中々、それを実現するのは難しい。

 

さらに高齢になるにつれて、命には支障はないですが、「下肢静脈疾患」を有するケースも増えてくると思います。

 

この疾患はいわゆる職業病としても知られており、立ったままの仕事をされる方に多いようです。(美容師や調理師や警備員など)当然、加齢などからも生じます。

 

正常な下肢の静脈では血液を重力に逆らわせ心臓に戻さねばなりませんが、下肢静脈瘤を生じてしまうと立った状態では血液を心臓に還流できずうっ血状態になります。

 

なぜこのようなことが起こるかというと、立ち仕事で血液がうっ血しやすい状況ができやすい事と、加齢や肥満などによる生理現象で生じるとも言われています。

また、女性で多いと言われており、妊娠出産を契機にして発症しやすくなると言われています。

 

主な症状は、下肢のだるさや浮腫など、痛みや疲労。そしてこむら返りなどが知ら得ています。ひどくなると皮膚所に他に色素沈着などの皮膚潰瘍を生じるケースもあります。

 

この疾患を生じてしまうと歩くのも辛いですし、二次的な健康被害も引き起こしやすくなります。また動こうにも疲労感が強くなかなか動く意欲もわかないのが現状であります。

 

今回ご紹介する論文は、この下肢静脈疾患をお持ちのご高齢の方でも日常的な「ある事」をする事で歩行を楽にする可能性を示唆している報告です。

 

Cocoa to Improve Walking Performance in Older People With Peripheral Artery Disease

 2020 Feb 28;126(5):589-599. 】

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これは誰でも読める論文ですが、Circulation Reserchというアメリカの循環器学関連の

非常に権威のある論文です(インパクトファクター:15.862点)

アメリカのノースウェスタン大学のMary M.McDermott氏らが執筆しています。

【まとめ】

・下肢静脈疾患患者にココアを6ヵ月摂取した試験を実施した所、ココア摂取した人は、

非摂取群に比べて歩行距離が最大で348.6mも有意に延長した(疾患を持つ方対象)

・ココア原料のカカオポリフェノールの主な成分であるエピカテキンは四肢における

 血液還流量を増加させ、骨格筋内のミトコンドリア活性を上昇し筋肉増強に寄与する

 という可能性が示唆されている

・子牛の試験において、ココアはミトコンドリアCOX(チトクロームcオキシダーゼ)

 活性を改善し(P = 0.013)、毛細血管密度を高め(P = 0.014)、

 子牛の筋肉灌流を改善していた(P = 0.098)(対照群と比較して)

・既報では、下肢静脈瘤患者においてダークチョコレート40g摂取後の歩行テストで、

 最大歩行距離が平均して11%伸びたという報告もある

 (引用:https://www.ahajournals.org/doi/full/10.1161/JAHA.114.001072?url_ver=Z39.88-2003&rfr_id=ori:rid:crossref.org&rfr_dat=cr_pub%3dpubmed

・今回はダークチョコレート同様にココアの長期摂取が有効であったことを示した。

となっています。

ダークチョコレートがどれだけ健康にいいかは過去記事にもまとめています。

今回の検証では、ココアでもその可能性を示したという事でしょう。

下肢静脈瘤は辛い疾患ですが、日常的なココアやカカオの摂取で、

少しでも健康的な日々を取り戻し、運動を再開してもらいたいものです。

 

この事からもカカオポリフェノールの定期的な継続摂取は、身体の代謝を改善してくれる

事を示してくれており、我々の日常生活でも重要なパートナーになりそうですね。

※だからといって、過剰摂取はなさいませぬよう・・(今度は肥満に・・)

 

ちなみにこの方は、81歳の中国のおじいちゃん

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私もこういうファッションショーに80歳オーバーで参加したい・・(爆)