3月2日から全国一斉に小学校から高校までが一斉休校になってしまいました。
また特別支援学校も同様です。一部幼稚園や保育園でも準じるところもあったりするようです。もちろん行事毎に関してはほぼすべてが自粛・・。
子供たちの場合は感染したとしても発症はほとんどないと思うのですが・・
子供たちがキャリアとなって家庭に持ち込まないようにする配慮でしょうか・・?
子供の感染率は19歳以下で2.4%という統計も取れているようです。0%ではないですが、まずは残りの大多数の対応を優先するのが普通ではあります。
一方で小学校3年くらいまでの学童などは開催を認めるという事も言っています。
学童ではかなり狭い環境で子供たちが押し合いへし合いになるので感染リスクは高まるかもしれませんが・・。それならば学校を開催しているのと変わらない事になってしまうのかもしれないです・・
ただ、現実的にこのような一斉休校になっている状況で、学童が無ければ、共働き世帯のパパママは非常に苦労してしまうのは当然のことかと思います。
そんな中、対応において科学的根拠を踏まえた対策を講じているのが台湾です。
教員もしくは生徒に1人以上感染者がでてしまったのならば「学級閉鎖」
2人以上発生したら、その学校は「休校」という方法です。
こうすれば、無用なパニックを引き起こさなかったものと思います。
いまさら撤回は難しいかと思いますので、せめて3月16日以降はこの台湾でのbest practiceを学び導入してもらいたいものですね。
私は政権批判をするつもりはさらさらないのですが、
非常に難しい天秤の上で検討が重ねられているかと思います。
(少なくとも追求だけして代案を出さない野党よりマシなのでしょうが・・)
ですが、多様な意見に耳を傾けて、国民が求めている事の「最大公約数」を叶える政治であってもらいたいものです。
起こってしまった、この「一斉休校」この時期をどう乗り切るか?
まずは企業側に共働き世帯の有給の確保、また企業側での働き方のフレキシビリティ(在宅ワーク容認や特別休暇設定や優遇制度など)を導入してもらわなければ子供たちのケアもできません。
そんな中、昨日ですが、休校で休業した場合の個人における賃金保障(限度日額8330円)が閣議決定されています(自営業は除く)。
これだけではまだ不十分です。なぜなら自営業者は補填がされないし、回転効率を求める事業やサービス業、実地に赴かなければならない企業も多くあり、すべてが休業できないという事も多いからです。
政府が超法規的に考えなければならないのが、冷え切ったこの経済状態の中で企業をどこまで守ってあげるのか?休業できない業界に所属する保護者の補填は?
(本当は企業がまず有給休暇を取得できるようにしたり特別休暇を設定できるようなところはまずそれを決定する、一方で休業できない業態の方に優先的にベビーシッターや託児所を斡旋してあげる・・というのを行政レベルでできればよかったのかも・・?)
あと、不要なデマによって扇動されている状態をどう改善するか?(トイレットペーパー買い込みだのという劣悪なデマ)
また、重要な教育の機会(受験や卒業式)などを失った子供たちへの対応などといった社会的保障でどう下支えしていくか?という安心感を打ち出さなければならないはず。
この感染症の封じ込めも大事ですが、政治判断はもっと先を見据えた活動も視野に入れていく必要がありそうですよね?
政府ばかりに期待しているようではいけないかと思います。
我々一般の人間も、先を見据えた行動を心掛ける必要がありそうです。
①こういう時期に流行る低俗なデマに惑わされない(妙な買い込みなど)
②自宅にいる子供たちに向き合い学業のサポートやこの時期しかできない事をする
③企業への働き方の提案
④免疫力を維持し、基本となる手洗いうがいの励行
などを考えなければならないと思います。
②自宅にいる子供たちに向き合い学業のサポートやこの時期しかできない事をする
においては、親が子供の普段の生活や学業を見てあげるという結構重要な機会です。
仕事の折り合いをつけるのは大変かもしれませんが、「子供の成長度合いに向き合ってあげられる時間」と割り切ってみてあげるのも良いかもしれません。
自宅にいてゲームをさせたりとかさせるにはもったいない時間かもしれませんね。
親との共同作業の時間や場として活用していきたいものです。
③企業への働き方の提案
においては、ある程度受け皿がある企業であるのならば、自分からリモートワークでもポテンシャルを出せるという事を企業側に伝える事も大事かと思います。
じーっとまっていても、企業側が判断を出さないケースもあります。
業務体系に依るかもしれませんが、感染源の最たるものである「満員電車」を回避できるような取り組みに貢献したいものであります。
あとは①こういう時期に流行る低俗なデマに惑わされない(妙な買い込みなど)
のデマに流されないという事。
「中国産の減量を使っているからトイレットペーパーが枯渇する」とツイッター上で発信された根拠不明の情報が一斉に共有され、店頭からトイレットペーパーがなくなるという事象がおこりました。危機感が危機感を呼び、必要のない方まで備蓄に回る。これは大震災の頃というよりもオイルショックの時の失敗が全然活かされていない事になります。
また、米や他の食材なども買い込む動きが出ているようです・・・。
自宅での不良在庫にならない事を願うばかりです(汗)
さらに最近手軽にできる「転売屋」「せどり屋」が出てきている事も問題です。
この混乱にかこつけて買い占めて転売する。そういう悪質な行為もみられています。
マスクの時もあったかと思いますが、このようなモラルが問われることをする連中も出てきていることも悲しい事ですね・・。
ただ、どのような時代にも「天下の始末屋」が現れる様で、これらの転売屋をブロックする動きも見えているようですが・・
あとは、転売のための買い込みなどで問題になっていたマスクに関してですが、通常のマスクでは感染予防には完全に繋がらないのが公式見解です。
そんなにリスクを0にしたいのならばN95マスクを使いましょう。
私も業務で付ける事はありましたが、30分つけているだけで息苦しくなります。
このマスクをはいで遠くに投げ捨てたい衝動に駆られます(笑)
一般のマスクは「感染した人が飛沫を飛ばさないために使用する」という点では有用かもしれません。
空気感染が怖い!という方はマスクだけではなくゴーグルもつけることをお勧めします。だって空気感染だったら目の粘膜も覆わなければなりませんから。
なので、まずは過敏に反応せず、まず我々がする事は、風邪をひかないような今までの対策を愚直に実行する事。そして、感染したとしても重篤化する可能性は低いという事とを念頭に置いて、過度に神経質にならずに対応していく事にあるでしょう。
そして、大事な節目を迎える子供たちに、可能な範囲で思い出を作らせてあげる方法を親も真剣に考えてあげるべきだと思います。
我々がまずは冷静に行動して、一日も早い終息にむけて一致団結していきたいですね。