人生100年時代にむけた育児計画@育児休業パパ

40代の医療関係の仕事をしているADHDのパパ、ASDのママ、そしてHSCの長女(3歳)と期待の新人(次女0歳)が今後の100年時代を生き抜くためのアイデアや育児計画を検討していきます。晩婚化や男性の育児休暇も重要視される中、このワークライフアンバランスなブログがどこまで参考になるかわかりませんが突き進んでいこうと思います。娘たちが結婚することには後期高齢者になっていそう・・。そのためアクティブな後期高齢者になるための人生計画を立てていきます。

「ゆとり」が天才を生む秘訣(アイデアマンが大成する仕組み作りとは?)

私も含め、世の中の人たちはあくせく働き過ぎ(?)

 

一昔前から、日本人は、とにかく働き過ぎ。働き過ぎだから家庭を顧みぬ日が多いのだ~とかよく言われていたような気がします。

 

男は外に出てナンボ。

バブル期などは「とにかくアグレッシブ」に!

この仕事に何の意味が?「知らん!!とにかく動け!」

というようなイケイケどんどんの時代もあったのかもしれません(盛りすぎ?)

 

では今の実際の日本の労働時間は世界と比べてどの程度なのでしょうか?

2018年のOECDの統計によると世界の22位。1年間の労働時間は1680時間となっていて、月間単位では140時間、週刊単位では35時間くらい。実質は週に5日くらい働くのならば1日あたり7時間くらい・・。

案外短くなってきているものですねぇ・・(^_^;)

日本は世界でも有数の労働時間と思っていましたが、過去の話?

だって、日本のビジネスマンは24時間働けますか?のキャッチフレーズだったのにw

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ただし、この統計に偏りがあるのは事実で、公務員、会社員ならば7~8時間くらいなのでしょうが、中小企業の労働者はそれなりに長い時間になっているかと考えられます。

 

ただ働き方改革の一環で、うまくシフトを組むことや、強制的に残業を禁止する事により軽減されてきているのでしょう。

 

ただ酷いのが、個人商店や農業。

もはや時間の概念がなく、際限なく働かなければなりません。

上手く調整はするとしても会社員の労働時間を軽く超えてしまうでしょう。

コンビニの店長とかはもっとひどそう・・。(やすませてくれーと最近問題に)

1位のメキシコも背景をみると炭鉱業や農業(コーヒーやタバコを含む)などが主体。となると安い賃金で長時間労働は未だに存在するとみても良いでしょう。

実際にあの国も地主と小作人における関係性も根強く残っているようです。

 

日本も「労働時間」においては、まだまだ問題は多いだろうけど・・。

だいぶ良くなってきたと思う今日この頃です。

 

それはさておき、何がいいたいのかというと、

では、この労働時間の軽減による「仕事以外の時間」が出てくるわけですが、

皆さんはその時間を何に使うのか?という点です。

 

①家族のため(育児や介護)

②副業に尽きるっ!(さらなる複業をっ!)

③趣味に興じる

④寝て英気を養う!

⑤とにかく自己研鑽!

 

などなどあるかとは思います・・

現代の企業戦士も仕事以外の時間をどうするのか考えるようになってきました。

 

私は個人的に、ここに日本の大きなビジネスや考え方の巻き返しのチャンスがあると考えています。

 

なぜなら、

「人間ゆとりがあるからこそ、物事に関して深く考えるようになる」

からなのではないかと感じています。

10時間~12時間労働でマルチタスクを与えられ納期まで設定されて、目の前のことにあたふた動いていて、本当に「innovation(革新)的なアイデア」は生まれるか?

 

絶対無理。私だったらもう思考停止していると思います。(^_^;)

 

そんなこんなで時間だけが過ぎ、

いつの間にか20代を終え、

30代を突っ走り、

40代で疲弊し、

50代で考えも凝り固まり楽を覚え・・

60代でまだまだ先は長いのに・・ジ・エンド。

というようなモデルは人生100年時代では使えそうにありません。

 

あわただしい時間から離れて物事を考える事・・それは「ゆとりを生む」事が重要なのかなと改めて感じるようにもなりました。

 

しかし・・「ゆとり」というと、すごく悪い言葉として定着をしています。

「ゆとり新人」や「ゆとり教育」・・そして「ゆとり世代」など。

この場合の「ゆとり」には「考え方が甘い」「あきらめが早い」「楽をさせてるだけ」というなぜか変なイメージだけが先行しているような気がします。

 

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本来、「ゆとり」の持つ最大の意味合いは、

「過密なスケジュールから解放し、自分の時間にゆとりを生む事で、その時間に様々な体験を通じて視野を広げてもらう」という事にあるのかと思います。

 実際にwikipediaでも「余裕があり、窮屈でない状態や物事」というように表現されています。

つまり、大人や子供に共通して言えることは、「ゆとりは次のアイデアや発想を生む重要なステップであるという事」に他ならないかと。

 

今を生きる我々(子供や大人)としては、このガチガチにされたスケジューリングをほどき、いかにしてゆとりのある時間を確保し、施行を拡げて発想を豊かにできるか?

これが今後のAIなどが台頭してくるデジタル社会で「ヒト」と「AI」の違いを最も浮き彫りにさせていくものだと信じています。

 

子供や大人のADHDも社会現象として問題提起されていますが、

ひょっとすると、過密なスケジュールから離れ「自分で色々と考える時間や環境」を導入したり、自分で作ってみる事で苦労や苦痛から解放され、ADHDの元々の持ち味である自由発想が広がるのかもしれません。

 

 

この本は少し前の本ですけれど、ADHDなど思考の拡がりが広すぎる人は、やはり自分自身の時間の確保とその時間はリラックスして自由発想を広げる事を意識して、環境つくりなどをしているという事を学ばせてくれた本です。

できる人はダラダラ上手: アイデアを生む脳のオートパイロット機能
 

 例えば、アイデアマンの社長や未来展望や先読みを行わなければならない投資家などはよく旅行に行きます。うるさい空間から離れ大枚をはたいてでもプライベート空間にこだわります。

また、最近山や海沿いのリゾートやプライベート空間、民泊が盛況です。

それは家族はもちろん、資産家などが自分の書斎替わり、またはアイデアを生み出すためのオフ空間作りのために活用しています。

 

実際に、プライベート感を出すような部屋つくりをしているような民泊や宿泊施設も増えています。

 

皆、何気に自分のアイデアを生み出すための工夫をされているんですね。

 

そういう点で、悪いイメージを付けられた「ゆとり」は実は、アイデア創出や次の手を考える上で、意識してかしないでか重要性を増しているという事です。(特にこの情報過多でノイズが多い時代こそ)。

 

過密スケジュールの中にこそ、本当に「何もしないでのんびりする時間」をまずは意識して作り出す事。

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本来人間は楽したい。その楽で暇だからこそ、色々と「あれやりたい」「これやりたい」と本能的な「欲求」や普段考えない「思考」を張り巡らせる。

そして、そのためにはどうやったらいいか?を考える。

 

これが実はアイデアの奔流になっていたりするんですよね・・。

そして、現実に戻ったときが「行動Phase」。

このオフの時の「思考Phase」。

これらがかみ合わされれば色々なinnovationが生まれてきそうな気がしますね。

 

子供もしかり、毎日ガンガンにイベントを入れるよりも、一人でぼけーっとさせておくことも・・本当は重要な事なのかもしれませんね。