この蒸し暑い中、水分を取らないとやっていられない。
水分を取るとしても水じゃあ味気ない。
それに喉が渇いていたらシュワッと感が欲しいよね(^ワ^)
でもコーラは健康に悪いからダイエットペプシにしとこうか・・。(トクホだし)
「ごくごくごくごく・・・」ぷは~っ。もう一本!(>0<)
と言うことをやってませんか?
ついに「当たり前だけど」、もっとも「癌のリスクを増大」させてしまうと言うことを科学的に検証した報告がでてきた。
砂糖入りの飲料は全癌腫、乳癌のリスクを増加させる。
さらには100%果物ジュースも癌発症のリスクを増大させるという報告が出た。
これはフランスからの報告で2019年7月10日号のBMJに掲載された。
この論文を読んでみたが、世界的な背景としてここ最近の10年間で砂糖入り飲料の消費が肥満リスクに関連するという報告がでている。そもそもこの肥満は慢性炎症状態を引き起こし身体の中に癌を生じさせやすくする。
このフランスの研究グループは実際にこの砂糖入り飲料水ががんのリスクを向上させるのかを大規模な観察研究で実証した。2009年から2018年の約10万例を対象としているデータには頭が下がる。
被験者は砂糖入り飲料と人工甘味料入り飲料を日常的に摂取しているかを3300品目の食品、飲料に対して記録させて1日単位での食事記録をつけさせている。
主要評価項目は飲料の消費と全癌、乳癌、前立腺癌、大腸癌の関連があるか?を調べた
この10万人のうち、100%フルーツジュースが45%、砂糖入り飲料水が36%、人工甘味料入りジュースが19%という内訳で摂取されていたようだ。
5年近くの観察期間の結果、2193名が癌を発症した。
①砂糖入り飲料水・・全がんの発症と乳癌のリスクとの有意な相関が確認された
女性においては閉経前が閉経後より関連していたが、閉経後の砂糖入り飲料水の
摂取量が閉経前より多かったと言うことが確認されている。
②人工甘味料入り飲料・・がんのリスクとは相関しなかったが全症例における割合が
少ないことから統計学的に優位さが出なかっただけとも考えられる
③100%フルーツジュース・・サブ解析ではあったが、全癌の発生のリスクを増加
という内容であった。
体質などの人種差や環境因子なども加味されるため、他の大規模前向き研究で再現性を検証する必要性があるとされている。
健康志向の高まりから需要が高まっている100%フルーツジュースでもがんのリスクを上昇させると言うことにはびっくりした。となると日本で手頃に買える100%野菜ジュースなども危険となる。
やはり安易にこのようなジュース系で代替えしようというのが無理だと言うことなのかもしれない。ジュースには野菜で必須の生酵素が取れない上に様々な添加物や糖分(特に果糖)が入ってしまっているため健康増進よりもがん増進をさせてしまう恐れもあるのかもしれない。真の健康志向を考えるならば生野菜or温野菜がベストなのだろう
(生野菜はケースによってリスクにもなり得るので温野菜が一番か?)
糖分は人をメロメロにさせる魔力を持っているが、命まで縮められたら意味が無い。
我々も「糖分」のことを知り、うまく付き合うことで人生100年時代を健康に過ごしていきたいものだ。
色々な角度で糖の問題点を浮き彫りにしている書籍もある。健康志向の皆さんも是非。
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少なくとも、今回は欧米諸国で広く消費されている砂糖入り飲料は
「明日から取り組めるがん予防の一つ」
であることには間違いがなさそうだ。
ウチは元々清涼飲料水もジュースもほとんど飲まない、タダ不味いのがコーヒーやお茶が多いのでカフェインやカテキンのとリ過ぎが注意なのかもしれない。
さらに言えることは
「過ぎたるは及ばざるがごとし」
何事もバランス良く考えていくことが1日でも検討でいることの秘訣なのだろう。