タイトルの件ですが、私もニュアンスがごっちゃになっていました。
「育休」という言葉は2つの意味がある。
育児休暇と育児休業・・。
育児休暇も育児休業も似たような意味合いかな?と思いつつ・・。
まったくちがうよん(^ワ^)という事を述べている記事です。
話の出所は、この記事からです。
私がこの記事を書いているときに、文章中に休暇と休業が入り交じっていました。
その際にブックマックして頂いた方から、「休暇と休業の違いは?」
というコメントを頂いていて、「はうっそういえば!」と気づいた次第です(今更感)
ご指摘を頂いた皆様、本当に有り難うございます。
まずは法律上の記載を調べてみました。
「育児休業」ですが、出所は「育児介護休業法」からです。
※平成3年に制定された「育児休業、介護休業等育児または家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」のことを「育児介護休業法」といいます。
育児または家族の介護を行う労働者が仕事と家庭生活の両立を図られるよう支援することを目的とした法律となっており。国が進める福祉政策を強化するための法律です。育児が日本の経済や社会の発展に貢献するという前提で作られています。また育児や介護で介護者が仕事を無理なく継続することができるように設けられた制度となってます。
この育児介護休業法のなかで、原則として1歳に満たない子を養育する労働者は事業主に申し出ることにより休みを取得できるよう決められています。
現在はこの制度も改定をされており、
育児休業を摂る事ができる期間は法律上は子供が1歳になるまでとされていましたが、夫婦で交代で取得した場合は子が1歳2ヶ月になるまで育児休業取ることのできる制度の追加。(パパママ育休プラス)
また、現行の制度では、保育園の待機児童問題に対応すべく、保育園には入れない場合は、最長2歳まで育児休暇を延長できるなどの改定をされています。
育児休業の取得は子供ひとりにつき1回のみとなっていましたが、母親が子供を出産してから8週間以内に父親が育児休業を取得すると、例外として育児休業をもう1度取得できるようにもなっています。
ではここでこの記事の本論である。
「育児休暇」と「育児休業」の違いは?
育休と略してしまうと「育児休暇」と「育児休業」の区別がつきにくくなります。
ただニュアンスは全く異なります。育児休業は法で定められた制度のことで、育児休暇は法で定められた物では内という事です。
「育児休暇」とは単に育児をするために休暇を取得すること、もしくは休暇中に育児をすることを指しています。育児休暇はあくまでも「休暇」ですから、法的に定められた制度では無い事になります。通常の休暇と同じように、基本的には無給であると考える事になります。
一方で「育児休業」は、先ほどの育児介護休業法によって定められた制度となります。
法律に基づいて休業を取得できますが、一定の条件を満たしていなければなりません。
育児休業中は雇用保険から「育児休業給付金」が支給されるのが、育児休暇との大きな違いといえますね。
育児休暇制度はほとんどの企業で採用しており、なかには育児休業と育児休暇を組み合わせて、合計2年~3年の休みをとれるような仕組みが整った企業もあります。例えば、育児休業制度で1年間取得し、保育園が決まらず待機児童になったためさらに会社の育児休暇を利用し1年間の育児休暇を取得する・・といったような感じです。
まとめると
「育児休暇」・・法律では無く会社の制度や休暇のことを指す(無休)
「育児休業」・・法律で定められ、条件をいたせば給付金がでる
という解釈となります。(スッキリ)(^ワ^)
うまく制度を利用し、子供達の健全な生活のスタートラインを切ってあげたいですね。
日本はこれから先、少子高齢化の第2Phaseに入ります。第一段階はゆるゆる進んできましたが、第二段階は団塊世代が高齢化を迎えることにより加速度的に少子高齢化が進みます。
(総務省統計局からの引用:https://www.stat.go.jp/data/jinsui/2018np/index.html)
これからのひとりひとりの子供にかなりの重荷を任さなければならないことになります。子供を今のうちに手塩を欠けて育てることが我々の勤めでもあり、日本を支えていく上で重要なことかと考えています。
一昔前の我々世代よりももっと厳しい時代が待ち構えています。となると我々よりももっと優秀に、独創的な発想を持って新たなことにチャレンジしてもらわなければなりません。私もサラリーマンで、会社は今までに現場での男性の育児休業など認めてくれるような物ではありませんでしたが、会社と交渉の末、手に入れることができました。
私は今管理職ですが、今のところ管理職も外されずに済んでいる(笑)
私の場合は2ヶ月取得で、週に2日ほど在宅勤務でメンバーと意見交換をしていました。
つまり「全く働かない」訳では無かったと言うことです。
これからのパパも企業人としての数ヶ月から1年、将来の荒野に旅立つ子供達の下地を作ってあげませんか?子供もパパとママに側にいてもらいたいと思ってるでしょう。
子供達の精神の成熟をはかるためにも検討してみてください。
それに子育ては「無償の愛」見返りを求める物では無く、生き物としての本質出あることを下記の記事からも学びました。泣けますので時間のある方は是非。
現在の問題点として、
まだ企業側がこの「育児休業」「育児休暇」の理解が乏しい、また個人経営をしているので、誰も保証してくれない。いったん休むと信用が落ちる・・など複雑な事情もあるかと思います。 特に個人経営者に対する保護が今後は求められるのかもしれません。
一方で企業側においては・・
割と本気でパパの「育児休業取得義務」も制度化されるのかもしれません。
少子高齢化対策における「育児」は経済の損失に直結しています。
さらに、ひとりひとりの子はこれからの将来を担う重要な人財でもあることから、
社会においても人財育成の第一歩ともなるかと思います。
まずは日本社会全体で「子供を見る」という事を考えていってもらいたいですね。