人生100年時代にむけた育児計画@育児休業パパ

40歳の医療関係の仕事をしているADHDのパパ、ASDのママ、そしてHSCの長女(3歳)と期待の新人(次女0歳)が今後の100年時代を生き抜くためのアイデアや育児計画を検討していきます。晩婚化や男性の育児休暇も重要視される中、このワークライフアンバランスなブログがどこまで参考になるかわかりませんが突き進んでいこうと思います。娘たちが結婚することには後期高齢者になっていそう・・。そのためアクティブな後期高齢者になるための人生計画を立てていきます。

【子供の発達】子供の発達に必要な栄養素とは?オメガ3脂肪酸は本当に有用?

子供の可能性をこれから伸ばしていく上で重要なのは、妊娠中のお母さんがまず何に気をつけていくべきなのか?と言うことになると思う。

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その中で、

「どういう栄養素をどのタイミングで取っておくか?」と言う点を考えてみたい。

これは妊婦さんはもちろん、妊婦さんを支えるパパも持っておかないとイケない情報なのかもしれない。

 

今回は「子供の脳の発達」と言う観点で、「オメガ-3系脂肪酸」に着目しています。

 

 

 なぜ子供の脳の発達に脂肪酸が重要か?

人間の脳は乾燥重量の60%が脂質であると言われている。それは脳は神経細胞など多くの重要な細胞は細胞膜成分の割合が多く、結果コレステロールやリン脂質が占めているから。このリン脂質を構成する脂肪酸に、あの有名なドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)などのオメガ3脂肪酸やアラキドン酸(オメガ6脂肪酸)などの多価不飽和脂肪酸が多く含まれる。そのためこれらの脂肪酸が脳の形成に必須の栄養素であると考えられてきているようである。

 

すなわち脳の発達にはこのDHAやEPA、そしてアラキドン酸が重要という事になる。

実際にこれらのオメガ3,6系脂肪酸が本当に有用なのか?たまには科学的に検証してみようと思う。

 

まず皮切りになるのはこの報告。

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DHAを継続的にとっている7-9歳の子供と相でない子供との比較でリーディング能力、行動機能の向上が高まったという報告。DHAは頭が良くなるのではないか?と言うことを形作った一つの臨床試験でもある。



これらのオメガ-3系脂肪酸が脳の発達において重要視されている報告として多々あるが、特にうつ傾向のある方を対象に行われた大規模な試験において、EPAがうつ病発症が抑制されたという試験結果も2016年に公開されている。

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 脳の発達だけではなく。子供の喘息のリスクを下げるというのも、権威のある雑誌、New England Journal of Medicineの2016年12月29日に掲載されている。

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 DHA+EPA配合の魚油を飲む妊婦さんとオリーブオイルを飲んでいる妊婦さんを比較して子供の喘息を防ぐ効果があるのか?を検証している。結果はオリーブオイル群で23.7%の発症率で魚油群では17.5%であった。(あれ?あんまり差が無い?)

一方で、予め血中のEPAとDHA濃度が低いことを確認した妊婦さんだけに絞ると・・。

オリーブオイル群34.1%に対して魚油群は17.5%となる。結論としてはDHAとEPA摂取は子供の喘息のリスクも軽減しているとのこと。

これだけみると、妊娠中期の時期に血液採取をして低ければ補充してあげると言うことができればリスク回避もできそうなんだけどな。

これだけではなく、別の観点では、オメガ3脂肪酸は心臓病のリスクを軽減する可能性があることが2017年のアメリカの大規模な解析によっても明らかにされている。

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それ以外に調べていてびっくりしたのが、試験結果は限定的だが、オメガ3脂肪酸のサプリメント摂取が多発性硬化症患者の神経障害の軽減に寄与していたという結果。

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非アルコール性脂肪性肝疾患は肝癌の下地になる疾患ではあるが、オメガ3脂肪酸の食事補給は肥満成人および肝疾患を持つ小児における肝脂肪を低下させる可能性

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などなど必須脂肪酸の摂取は非常に重要である可能性が示されている。その他にも高齢者の認知機能改善の報告などが出てきており(まだ根拠は乏しいですが)、やはり脳細胞の構成成分である脂肪酸の重要性の信憑性は高まっているようだ。この分野の研究は多義に渡っていて面白い。まじめに調べていると日が暮れそうだ。

 

どの時期に脂肪酸を摂取すれば良いのか?

まず第一に考えられるのは妊娠してからと言うことになりそう。このときに考えるべきは妊婦さんと子供にどのような影響があるかということ。下記に根拠論文を並べてはいるが、結論としては妊娠初期からのサプリメント摂取が良いと考えられる。一方で元々食生活が青魚ベースで身体の中にオメガ-3系脂肪酸が充分にあるような状況であればサプリメント摂取にまで至らなくていいようではある。(実際には調べるのは困難だけど)

>昨年のオーストラリアでの発表では、早産リスクにおける長鎖オメガ-3系脂肪酸、特に魚に豊富に含まれるDHAとEPA、の働きに注目して系統的レビューを実施した報告があった。70件のランダム化臨床試験を解析した結果、妊婦が毎日長鎖オメガ-3系脂肪酸を摂取することが、

早産(37週未満)のリスクを11%低下

超早産児(34週未満)のリスクを42%低下

低出生体重児(2500g未満)のリスクを10%低下

となっており、早産予防の一環でのオメガ3系脂肪酸のサプリメントが推挙されている

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早産はダイレクトに子供の発達障害や視覚障害や認知障害など長期障害のリスクを高めてしまう。これを予防すると言うことは母子におけるリスク軽減につながるとの大規模な結果となっている。ウチの妻も第一子の頃からDHAとEPAのサプリメントの取得、青魚主体の料理に切り替えた経緯でもある。

 

下記の報告のように、妊娠期のママさんにとってもオメガ3脂肪酸の摂取は心理的ストレスの低減に繋がる可能性も示唆されている。妊娠期は少しでもストレスは避けたい所、参考程度にはなりますが母体の観点から見ても、妊娠期のオメガ3脂肪酸の摂取の一つの可能性となりそう。

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少し悲しい研究結果もある。2017年のNutrientsの報告では、大規模な観察研究の結果、オメガ3脂肪酸が妊娠期において重要で胎児において有利になる事は明らかではあるが、人種差、経済力、学歴の差でオメガ3脂肪酸を摂取できていない妊婦さんもおられるとのこと。母子の健康状態を改善する目的でオメガ3脂肪酸摂取量を貧困相にも増やしていく戦略の重要性も語られている。

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日本は比較的オメガ3脂肪酸を得られやすい環境にある。普段の生活の質が担保されていることがいかに重要なのかを感じさせられる。うちの子も偏食とかなんとかいってられないんじゃないかとより一層感じさせられる💧。 

 

まとめ

・オメガ3系脂肪酸を妊娠初期から取ることの重要性。(早産のリスク減少)

・オメガ3系脂肪酸のサプリの効果は個人差がある。

(食生活がしっかりしている人は不要?血中モニタリングができればベスト)

・オメガ3系脂肪酸は脳の発達以外にもメリットがある可能性

 

過剰摂取は問題があるが、妊婦さんが日常生活でオメガ3系脂肪酸を取得することの重要性は科学的にも実証されてきていると思う。採らない事のリスクを考えれば、まずは青魚主体の食生活、魚を捕っていない日はサプリで代用などのアプローチを採ってみるのも手かと思う。

 

ついに文字数が2500字を超えたので、いったんここで中断しようと思う。

次回はどの食材が良いかなどもまとめてみよう。