人生100年時代にむけた育児計画@育児休業パパ

40代の医療関係の仕事をしているADHDのパパ、ASDのママ、そしてHSCの長女(3歳)と期待の新人(次女0歳)が今後の100年時代を生き抜くためのアイデアや育児計画を検討していきます。晩婚化や男性の育児休暇も重要視される中、このワークライフアンバランスなブログがどこまで参考になるかわかりませんが突き進んでいこうと思います。娘たちが結婚することには後期高齢者になっていそう・・。そのためアクティブな後期高齢者になるための人生計画を立てていきます。

育児休暇は本当にキャリアを阻害するのか?

私自身・・2ヶ月取得した育児休暇ももう遠く昔のことのように思える。

それでもまだ日々、怒濤のように押し寄せてくる「育児」「家事」ラッシュ。

育児は続くよ。どこまでも・・です(笑)

 

妻も育休をもちろん取得しているが、6ヶ月間のみ。これが明けたら仕事に復帰せねばならない。

 

我々二人は代替えが効かない「専門職」。自分がやらないことは誰もやらないし誰もできない。だからこそ育休を取ってしまうと・・。自分が思ったように仕事ができないことがもどかしい。育休はキャリアにとって「阻害要因」なのか?と育児休業期間中に考えたこともある。それだけ、「育児」というのは片手間でできないくらいハードワークなのだ。

 

我々と似たような境遇で頑張っておられた方の体験記を見た。

gendai.ismedia.jp

今から10年前に育休をとられたようなので、2009年当たり?

今よりもっとパパが育休を取りにくかった時代だろう。

「2017年度労働者調査」によると、男性が育児休業を取得しない理由トップ3は、

「職場の人手不足(39%)」
「職場の取得しづらい雰囲気(34%)」
「自分にしかできない仕事また担当している仕事がある(22%)」

となっており、今も昔も変わらない。自分の問題と職場の問題が混在している。

 

私は2ヶ月しか取っていなかったが、この方は4ヶ月とって育児に専念した。

この方は10年たった段階でどういう立ち位置に立っておられるか?

それは・・

海外赴任に成功し、夫婦共働きにおける両者のキャリアアップに成功した。

また、両者のパートナーシップは深まり家族の絆が深まったとの事だった。

 

逆にもし育休を取っていなかったらどうだったのだろうか?

男性側のキャリアは満たされたかもしれないが、女性側のキャリアは未達成で終わっていた可能性がある。また、一方に育児・家事を押しつける形になってしまい、家族間のギスギスやパートナーシップ不在のすれ違いを生んでいたかもしれない。

 

育児は確かに大変で、世の働くパパにとって踏み込みづらい物もあるだろう。

だが一生ずっと続くわけじゃない。この辛い時期に妻の手をとっておけば、その後の自分のキャリアを作り上げる可能性を高めることができる。

また今後永く健康に生きていくためには妻の存在は必須だ。(絶対必要w)

「妻」を「パートナー」と見る事ができれば、お互いの背を守ってもらえる関係性がどれだけ「絆」を深めることに繋がるのか?容易に想像できる。

そして、歳を重ねて、お互い振り返る余裕ができるようになった時、共に戦った時代の思い出話をしながらお酒を飲むこともできるだろう。

 

家族のために!と思って家庭を投げ出してでも得たキャリア。しかし、家族がもっと別の物を望んでいたとしたならば・・。そして一番大事なときに協力していなかったら・・老後・・傍らには妻はいないかもしれない。

 

「1兎追う物は2兎を得ず」じゃない。

「キャリアも家族の絆も得る」のが本当のビジネスパーソンだ。

今後の共働き世帯におけるパパとママのキャリアの成功も貪欲に得る。

今後、うまく人生100年時代を生きて行くにはこれしかないと考えている😚

 

私の場合で恐縮だが、今回、私は会社内で管理職ではじめて育休を取得した。

自験例を元に、育休取得前後の変化をまとめてみた。

 

【育休取得前】※阻害要因

・自分でしかできないプロジェクト

・職場の慢性的な人手不足

・部下が育ちきっていない

・繁忙期(というかずっと繁忙期)でゆとりがない

・そもそも会社の育休制度整備が未熟

・第一子がほぼワンオペ育児のため、妻の不満はMAXでギスギス。

こんな状況で第二子誕生と共に、育休を2ヶ月取得した。

 

【育休取得後】

・育児よりも仕事が楽に思えるようになりメンタル面が強化。

・職場外からでも遠隔サポート可能なモデルケースを立案できた

・部下に権限委譲したことによる組織経験値がアップ

・むしろ業務効率が改善。無駄な会議が減り個別連絡が増えた

・管理職(男性)初の試みでもあり、会社からインタビューを求められる

・会社内のワークライフバランス会議に呼ばれる

・今回をきっかけに制度整備が拡充された

・育休明けも土日の料理はパパ、平日も帰宅後に家事分担。妻の負担軽減。

その他のメリットは過去記事にも。

www.takatakagogo.com

 

【反省点】

・半育休をとって、もうちょっと育休期間を長くすれば良かった

・2ヶ月ははっきり言って短すぎる。最低6ヶ月は欲しい

・自分も管理職としてもっと育休を推進しておけば良かった

・世界一のパパ育休の制度を全然活用し切れていなかった。

※半育休についてはこちら

www.takatakagogo.com

 

私個人も、キャリア阻害どころか、今のところ仕事や家庭がすごく円滑に回っている。

と言うことを直に感じる。自分の行動が会社をよりよくすることにも繋がる物なのだなぁと勉強することもできた。

 

妻にもだいぶ余裕がでてきた。育児の傍ら、新規事業の打ち合わせや自己学習もできたり、子供と長時間接することができるようになった。

 

永い永い人生100年時代。この「育児」の時期は辛くとも、それを分かち合って乗り越えることで深まる愛もある。だって結婚式の時にも、苦労を分かち合うって約束したしね。覚えてます?w

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苦労を分かち合うための儀式として、またキャリアへの先行投資の手段が「育休」であって、育児期間に育むべきは妻とのパートナーシップと子へのスキンシップ。

これは決してキャリア阻害ではないと言うことをお伝えしたいと思い記事にしました。

 

一世帯でも多く、夫婦のキャリアとパートナーシップの強化が見込めますように。

そして、人生で大事な育児期間中にキャリアもうまく構築されますように・・。

これが少子化の中で戦っていかねばならない次世代を強くさせる環境と信じています。